第2回J-CON 関東Aブロック全結果発表!!


・前書き

敗者復活戦も終わり、全作品の順位と作詞者を発表します!

皆様、長らくお待たせいたしました。1位の作品から順に掲載させていただきます。
「花火」と言うテーマで皆様に書いていただきましたが、皆様いかがでしたか?
花火のほんの一瞬に咲く美しさと、その一瞬にして消える儚さから感じる美しさ。
このテーマで皆様が、どのようにして、どのようなイメージを書かれるのか、楽しみでしょうがなかったです。
情景豊かな作品から、独創的な作品まで幅広くあり、大変楽しかったです。
ささやかではありますが、1作品1作品に感想をつけさせていただきました。
お時間のあるときにでも読んで頂ければ、幸いです。


・結果

1位:8点(1位票:1、2位票:2、3位票:1) 決勝進出おめでとうございます!

恋火
作詞者名:KITO様
・Mr.チキンさんより
「花火」というテーマを最大限活かしきった良作だと思いました。
「風鈴はほら 夏を彩り
金魚はほら 夏を泳ぐ」
このフレーズが流れるようなリズムを作り出しているおかげで情景も浮かびやすくGOODです。
・atomosphereさんより
綺麗に区切りが出来ているにも関らず、歌詞を読むと
情景がすごく分かりやすくなっているのが気に入りました。
とても綺麗な歌詞に思えます。本当にレベルが高いなぁ、と思いました。
・夢視 柊さんより
可愛らしい詞だと思いました。
夏祭りに一緒に行くカップルがありありと浮かんできます。
ほのぼのとしていて、でも少し切なくなるような感じがしました。
・YOSHIHIROCKさんより
フレーズの並べ方も独特で、イメージするテンポから
どこか遊び心といいますか、工夫が伺えます。
夏の情緒をアイテムを描くことで沸きたて、
なおかつ、「貴方」という存在があるからに、
聴く側との対話もうまく取れる作品であるでしょう。
歌詞としてのできがいいと思います。
とても「花火」を有効的にも使えてると思います。
・かいかいより
情景が本当に綺麗に浮かびます。
夏の暑さではなく、涼しさを感じられるような、そんな感じ。
それはトントンと出てくる夏の風物詩だけではなく、
リズムの良さがそれらを思う存分際立たせていたと思います。
締めが素敵です。色々な解釈のできる締めだと思ったのですが、
ここを幸せと感じるのか、切ないと感じるのかで結果は変わってきそうですね。
俺は幸せを採ったのですが、皆さんはどうでしたか。


2位:7点(1位票:1、2位票:2、3位票:0)

例えばあの花火の種になって
作詞者名:ロック様
・菅原淳央さんより
伝えたいことをシンプルに描いていて好感が持てます。
「花火」と「別れ」を結びつけた作品は他にもいくつかありましたが、
そのなかでも一際輝いていました。
・Mr.チキンさんより
2位の作品は「例えばあの花火の種になって」です。
4連から花火を見ている間の2人の幸せという「瞬間」が非常によく伝わってきました。
2連も恋人同士の言葉にできないような関係を上手く表していて素晴らしいです。
・夢視 柊さんより
恋を花火の一瞬の輝きと美しさに喩えていたのがなんとも言えなかったです。
切なくてほんのすこし胸が痛くなりました
・かいかいより
私個人としては、抽象的な詞でした。その場面場面を想像しなきゃいけない。
非常に切ないは誰もが感じたのではないかなと思います。
今は、今日で、これで。だんだんと近付いてくる時間軸上の僕と君のお別れ。
距離を置いて、やっぱり、終しまい。そんな流れだったように思います。
それとこの詞が凄いのは、流れがパッ、パッと移っていくことで、
詞全体が花火に似た感じを持っていること。儚さがよく伝わってきた作品でした。


3位:6点(1位票:1、2位票:1、3位票:1 ※管理人の上位処置あり)

ヒマワリの咲く季節
作詞者名:YU-ICHI様
・水 空さんより
ヒマワリ、風鈴、ホタル、線香花火と、
夏のワードがなかなかに生かされていて、
柔らかい感じの作風が凄く好みでした。
・しるふさんより
ヒマワリと花火を掛けてるところが面白いです^^夏らしい単語から情景が浮か
びやすいですし共感しやすい内容を選んでいるのでそこも好感が持てました♪た
だ、苦言を言うならば空に浮かぶ花火と手元の線香花火が交互にでてくるよりは
どちらか(この内容なら線香花火)だけにした方がテーマが一つに絞れていいんじ
ゃないかなと思いました。
・夢視 柊さんより
線香花火=ヒマワリ
確かによく見れば線香花火の火花はヒマワリにも見えます。
これは上手いなぁ、と思いました。
言葉の一つ一つの響きが良くて読んでて心地良かったです
・かいかいより
水 空さんも仰っていらっしゃいますが、柔らかい作風だと思いました。
花火をヒマワリに見立てているのも面白いですね。
情景が鮮明に浮かびます。だからこそ、主人公の幸せな気持ちも胸が疼くぐらいに分かる。
この詞のひと時の幸せ、そのひと時と花火には、儚さが似通っている気がしました。


4位:6点(1位票:1、2位票:1、3位票:1)

夏空花火
作詞者名:蠍様
・ユウイチさんより
テンポが良くて、読んでいても全然飽きがこなかったです。
だから夢中になって読んでました!!
「二人の思い出 二人の絆・・・」っ各連は、すごく良かったと思います!!
素晴らしい作品だと思いました!!
・しるふさんより
お題である「花火」と「情景」・「心情」が一番キレイに混ざって表現されてい
ると思いました。特に情景と心情ってばらばらになってしまいがちだと個人的に
思ったので。ただ、遭えて言うならばサビを少し減らした方がテンポが落ちて雰
囲気がでるんではないかと。あまり早口だと雰囲気でない内容なので。
・YOSHIHIROCKさんより
内容やフレーズ、特に語尾など、若干「こうしてみたほうが」、
「こう書いたほうが」と指摘したくなる部分もありましたが、
流れとしては良かったと思います。想像する歌い心地もそれなりにいいものを感じさせます。
「儚さ」が際立っていますが、「絆」や「思い出」といったものを、難しさなく
歌う作品は聴く側にも非常に印象が残ると思います。
特に最近のJ-POPシーンにおいてはウケが出るのではないでしょうか?
・かいかいより
具体的な情景はないものの、心情の描写がしっかりと
描かれている作品だと思います。
また長い作品ではありますが、サラサラと読めるテンポの良さが
上手く打ち消しあっていました。
辿りついた最終地に、主人公は何を見たんでしょう。
恋色の花火が見れたのか、否か。
締めを半分読者に想像させるところも、余韻が残って良いですね。
ただ、...の多さが気になりました。


5位:6点(1位票:0、2位票:2、3位票:2)

FLAME
作詞者名:岡野 幻様
・水 空さんより
三等星というワードに、「おっ」と思わされたり、
「〜とか」、「〜って」という語尾揃えによるリズム感があったりと、
工夫された詞だなぁ、と感じました。
内容も好みでした。
・菅原淳央さんより
サビの韻の踏み方がいいなぁと思いました。
曲をつけるときのことをしっかりと考えていますね。
作詞の基礎を大切にした佳作です。
・HaRyさんより
淡々さが好き。
Bメロの雰囲気もいい。特に1B。
Cメロで「散って」を使ってるところが
ちょっともったいない気がする。
・マー子さんより
ツラツラ進む 詞の雰囲気から、
時折り、核心を突くような表現があったり。
詞のまとまりが 非常にあったように思います。
>ゆるく三等星みたいに輝いてたいのに
などの、
詞に使われている 比喩表現などが、
完全に ボク好みでした。
良かったです。
では〜。
・かいかいより
本当に基礎ができていると感じた作品です。
特にサビのリズムは凄くでき上がっていますね。
1Bの「ゆるく三等星みたいに〜」はセンスを感じました。
その明るさの中途半端さ、どこか普遍的なものを感じます。
サビの「喉が鳴って」もリアルで良かったです。
ただリズムが良すぎるが故かどうかは分かりませんが、
個人的には苦しみがあまり伝わってきませんでした。


6位:5点(1位票:1、2位票:1、3位票:0)

今宵の花に見とれて
作詞者名:rei様
・ユウイチさんより
最初の入り方がすごく良かったです。
だから、次々の連へと期待を膨らませて読ませていただきました。
最後の、「僕は隣の花だけ見ていた」っの終わりの
フレーズが、この詞の余韻をもたらせました!!
素晴らしい作品だと思いました!!
・HaRyさんより
内容は定番な感じだがそうだと感じさせない。
個人的には全体的にやや合わない言葉もあるかなと
思ったけど、綺麗にまとめてあって読みやすかった。
・かいかいより
情景が浮かびやすく書かれている作品でした。
入りが特に良かったです。暗闇が明るみを帯びるその周辺を描けました。
ここから始まるんだな、どういったストーリーかなと興味が湧きましたね。
主人公の君を思う気持ちが強く伝わって来るのはいいのですが、
単調になりすぎていたかなとは思います。
タイトルと、入り、締めがまとまっていて良かったが故に、
単調さが残念に感じました。


7位:5点(1位票:1、2位票:0、3位票:2)

パルス
作詞者名:エニー様
・菅原淳央さんより
他の作品はよくあるような詞でしたが、
この作品には新しさを感じました。
「いつだってそう」のリフレインが心地よく、心に残ります。
・Mr.チキンさんより
非常にユニークでした。
「花火」というテーマを活かしているかどうかは疑問ですが、非常に力強い作品です。
シンプルな言葉が並べられていることで「愛してる」などの主なキーワードがより強調されていますね。
なかなかお目にかかれないタイプの作品だと思います。
・atomosphereさんより
初見で驚きました。 「曲をつけるならきっと1番つけやすそうだなぁ」と思いました。
いい意味で「裏切られた」という感じがします。
・かいかいより
この予選会場で、突出した独創性を持った作品だと思いました。
主人公のおおさっぱさを最初にみせといて、実は一途な感情を出して。
対照的とも言えるそれらが上手く作用していると思いました。
4連まできて、もういいかなって思ったら、5連であともすこし。
そして怒涛の「いつだってそう」。ラストが「君を愛してる」というところが良かったです。
最後まで楽しく読ませていただきました。


8位タイ:4点(1位票:1、2位票:0、3位票:1)

恋花火
作詞者名:黒龍様
・水 空さんより
いきなり出て来たヤキソバが、良い感じに目立って、
書き出しとしてはユニークだなぁ、と思います。
内容も素敵で、甘い恋の感じが伝わってきました。
それだけに、詞内の「恋花火」という単語の多さが少し残念です。
・YOSHIHIROCKさんより
パターン、構成、情景描写と、歌詞としての要素がうまく整っていると思います
。聴いたときに印象の持てるような言い回しが多く、ただ単に「花火」のみを描
いてない、それにリンクさせた僕と君とのシチュエーションがうまく前提として
あり、またそれが「恋花火」を大盛り上がりにしているのでとても良かったと思
います。指摘したい点が皆無に等しい点から1位にさせていただきました。
・かいかいより
入りの情景の浮かびやすさは、読者にとって嬉しいですね。
1番では、1Bと1サビより恋の初々しさが感じられました。
その点においては、抜群に良かったと思います。
ここまでリアリティの感じた作品でしたが、2Bの流れ星の奇跡的さが
どこか引っかかるものとなっていました。それと「恋花火」の多用さが気になりました。


8位タイ:4点(1位票:1、2位票:0、3位票:1)

花火
作詞者名:雨沢 桃様
・マー子さんより
「花火」というテーマから、
大胆にも、「花火」というタイトルにするなんて。
いきなり やられました。
詞の構成も、型破りで。
心の底から 「面白いなぁ〜」って。
言葉足らずで 淡々としている文章が、
読み手に、色んな想像力を、掻き立てさせるので。
純粋に 詞を楽しむ事が出来ました。
では〜。
・atmosphereさんより
間の空け方・詞の区切り方が個人的に好きです。
また、擬音も気にならないほど上手く溶け込んでいたので
歌詞に見入ってしまいました。
・かいかいより
間の取り方が独特で、そこに切なささえ感じる作品でした。
金魚の使い方が絶妙で、何ともいえない可憐さが。
スラリとスマートに読ませる作品で、淡白さはありますが、
胸をグッと締め付けられるような要素が含まれていたと思います。
そう考えれば、「花火」と言うタイトルもバッチリ似合っていますね。
良い作品でした。ありがとうございました。


10位タイ:4点(1位票:1、2位票:0、3位票:0)

咲き妄リズム
作詞者名:りんご様
・マー子さんより
まず、タイトルで 惹かれてしまい。
印象が強かったです。
抽象的で 面白い着眼点から、
「花火」というテーマを書き上げていて。
>「初メカラ色ナドイラナイ」
>「私ハ散ルタメニ生マレタ」
などの 存在感のあるフレーズもあったり、
終始、飽きる事無く 読み上げることが出来ました。
とても 良かったです。
では〜。
・かいかいより
タイトルが造語みたいですね。個人的にこういうのは大好きです。
内容的にも面白いものでした。か細い花と、一瞬の花火の恋。
対照的な二つを恋で繋げていて、独創的に感じました。
交わることのないそれらの思いがまた儚いですね。
ひとつの物語のようで、興味深い作品でした。


10位タイ:4点(1位票:1、2位票:0、3位票:0)

その花弁の一片でありたい
作詞者名:愛弓歌様
・HaRyさんより
抽象的でも読んでて興味がそそられる感じ。
1番とCメロが好き。
言葉使いの上手さが際立ってる気がした。
「花火」というのをこう使うのかと思った。
・かいかいより
孤独さというか、孤立している状況が何とも切ない作品でした。
周りから完全に浮き出ている存在、そういった感じです。
そこで焦燥感に襲われる状況が生々しく想像できました。
ただその抽象的さ、難しい言葉故に好き嫌いが分かれそうですね。
美しい花火と対照的な主人公…個人的には好みな作品でした。


12位:4点(1位票:0、2位票:1、3位票:1)

線香花火
作詞者名:ハッシュ様
・ユウイチさんより
まず、読み心地が良かったです!!
そして、この詞の中に入り込みましたね〜。
主人公の切実な想いがすごく伝わりました。素晴らしい作品だと思いました!!
・しるふさんより
線香花火が複数の詩で使われている中で、線香花火そのものを最もきれいに表現
していて心情も掛けているのは、この詩ではないかなぁと思いました。内容とし
てはキレイなんですが前半は付き合っていると思ってみていたんですが、後半は
別れた後なのかどちらか分かりにくいかなというのが感想です。あと、夏という
単語はここぞと言う時に使ったほうがいいかと。でも全体的にキレイにまとめら
れていると思います^^
・かいかいより
入りが特徴的で、その代わりにこうしてよといった書き方が上手いと感じました。
サビではみんなと一緒に行った花火大会、そしてその後にやった線香花火、
そこではまるで二人きりみたいな空間だったのではないかと。非常に読みやすい作品でした。
ただ、私とあなた、この二人の関係が上手く見えてこなかったところと、
文字数を揃えようとしたのか、押し込んだ感のある点があるのが難点でしょうか。
伸びしろがまだまだありそうです。


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